スタッフ紹介

地元福井県に貢献する優秀なスタッフをご紹介します。福井大学医学部 泌尿器科学講座では、多くの早期前立腺がんを発見そ少なからず地域医療に貢献してきました。これからも継続的に世界に情報を発信し続けるためには、是非とも若い力が必要です。

福井大学医学部泌尿器科学講座紹介

1983年4月福井医科大学に泌尿器科学講座が開設され、河田幸道初代教授が着任され、さらに同年10月附属病院の開院にともない本格的な泌尿器科学講座の活動が開始されました。1988年2月からは岡田謙一郎(名誉教授)が第2代の主任教授となり、2001年3月までの13年間にわたり教室の運営にあたられました。その間、本学卒業生を主体として教室員はしだいに増加し、2002年8月時点で、同門会総勢 38名となりました。2002年5月からは横山修が第3代の主任教授として赴任し、また、8月からは秋野裕信が助教授となり、新体制のもと診療、研究、教育が開始されました。三輪吉司、大山伸幸が講師として着任し、また、2003年10月の大学統合に伴い、福井大学医学部器官制御医学泌尿器科学講座として新たにスタートしました。2015年4月、秋野裕信は医療安全管理部の教授に就任し、代わりに伊藤秀明が泌尿器科学講座の准教授に着任しました。さらに青木芳隆、松田陽介が講師として推挙されました。2019年4月からは松田陽介講師が福井県立病院医長として赴任し、代わりに福島正人が講師に就任しました。
 現在16名の医療スタッフが在籍し、また、事務・教務・技術補佐員5名を併せ、総勢21名で診療・研究・教育に取り組んでいます。大学院生は学外在職も併せ10名で、下部尿路機能障害、尿路生殖器悪性腫瘍、性機能障害を中心に基礎研究に携わっています。2020年1月現在、同門会々員数は約65名となりました。
福井大学病院泌尿器科ではいち早く手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を取り入れ、前立腺癌、小径腎癌、膀胱癌の低侵襲手術を行ってきました。また前立腺癌に対する小線源治療や、女性骨盤臓器脱に対するソフトメッシュ利用経腟手術や腹腔鏡手術も多数施行しています。さらに難治性過活動膀胱に対する新規治療にも積極的に取り組んできました。進行期の尿路生殖器悪性腫瘍に対しては分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療も多くの経験があります。今後泌尿器科診療はさらに発展することを確信しています。また本講座の大きな使命の1つに地域医療の充実があります。現在福井県下のほとんどの国公立病院と私立の病院に講座から医師を派遣しています。福井大学泌尿器科専門研修プログラムに属する研修連携施設は12あります。日本泌尿器科学会の拠点教育施設を満たす診療拠点病院(福井県立病院、福井赤十字病院、福井県済生会病院、市立敦賀病院、市立長浜病院、加賀市医療センター)と教育関連施設として位置づけられる地域中核病院(公立小浜病院、中村病院、福井総合病院、藤田記念病院、福井勝山総合病院、公立丹南病院)の二つに大別され、すべての施設において泌尿器科指導医が常勤しています。(文責 横山)

泌尿器科学講座 メンバー一覧